Nanamaru Sanbatsu (The Otals) review
喫茶店のドアを開ける。
窓側の席に座る。
いつものようにあたたかいコーヒーと遅い昼食を頼む。
持ってきたイヤホンを耳につけて音楽アプリを開く。
再生ボタンを押した。
ベースの音が聞こえる。
かすかにギターの音が鳴る。
いつも聴いたあの音が飛び込んでくる。
声がする。
「平気?」と語りかけてくる。
やさしい声だ。
オタルズはやさしい。あたたかいと思った。
いろんな曲を聴いて、アルバムを2枚通しで聴いて、この曲に戻ってきてそう思った。
やさしいバンドだと思った。
悲しみを包むようにギターの音が鳴る。
背中を押すようにベースの音が鳴る。
2人の声が鳴る。
1曲ずつ感想を書いた。
孤独に寄り添う歌があった。
恋の喜びにあふれた歌もあった。
悩みを打ち明ける歌もあった。
どの曲を聴いても、耳になじんでいくようだった。
ミュージックビデオはどれもキュートだった。
新しいキャラクターが出てくるたびにワクワクした。
ひとつひとつのストーリーとひとりひとりのキャラクターを大切にしていて素敵なことだと思った。
これまでたくさんのオタルズの曲を見て聴いた。
『ナナマルサンバツ』はオタルズのやさしさが一番あふれていると思った。
これまでのどの曲よりもあたたかでまっすぐでやさしい感じがした。
そう思った。
オタルズの出す曲、アートワーク、活動の根っこに共通してやさしさがあると思う。
聴く人によりそって、突き放したりしない。
周りの人を巻き込んで、ワクワクする活動をしていた。
ジャンルの垣根を簡単に飛び越えてどこまでも飛び回っていると思った。
あらゆる垣根を飛び越えながら、一方で自分たちの色をちゃんと守る強さも併せ持っていた。
オタルズはやさしいと思った。そう思った。
やさしい心を持ったあなたたちに出会えた。
本当に良かった。
そう思った。
ありがとう。これまでも。これからも。
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オタルズ1曲感想シリーズ - 文化人ブログ


