11/3(文化の日)古書市参加ログ
ちょうど一か月前の話題ですが11/3(文化の日!)に京都市の百万篇知恩寺で行われた秋の古本まつりに参加してきました.
京大の北側にある歴史を感じるお寺です.
京都では古本市が春・夏・秋に開催されます.
森見登美彦の小説「夜は短し歩けよ乙女」には下鴨神社で行われる下鴨納涼古本まつりが描かれていて有名かと思います.
お寺の境内に野外テントを設けて古本を売る青空市の形式になっています.
自分はこの手の青空古本市は初参加でした.
古本が所狭しと並ぶ姿は圧巻です.
境内に野外テントが並ぶ(三密を避けつつの開催となった古本市)
並ぶ古本も千差万別で,文庫本,学術書,戦前の教科書,古地図,漫画,古雑誌,etc...
買わなくても眺めたり,手に取って中身を読んだりするだけでも楽しめました.
貴重だったり保存状態が良いと1冊数千円する本もありますが,自分は3冊500円セットなどのたたき売りを狙って古本を買いました.
いい本を安く手に入れられてラッキーです.
買った本をいくつか紹介
- 作者:上田 早夕里
- 発売日: 2011/03/15
- メディア: 文庫
文庫本で中村佑介の表紙に惹かれて買いました.いわゆるジャケ買い.
今,読み進めていますが和菓子・洋菓子をテーマにしたミステリーでなかなかおもしろいです.
- 作者:加納 朋子
- 発売日: 2011/10/07
- メディア: 文庫
青春小説とのこと.
今,気づいたけど見開きに謎のメモ書きがありました.
こういう元の持ち主の痕跡に出会えるのも古本ならではの魅力ですね.
ところでこのメモ書きは何を意味するんだろうか...?言語学の論文・エッセー集
2008年当時の最新研究が書かれているらしい.
自然言語処理を専攻する身として「これは買わねば!」となった一冊.
ほかに海外の写真集だとかハンディタイプの言語学辞典だとかもろもろ10冊ほど買いました.
行くときはまさかこんなに買うと思わなかった.
冬休みにまとめて読もうと思います.
文化の日というまさに文化人ブログの記念日といえる日に実にレアな体験をしました.楽しかったです.